無双過去夢

□上司≦恋人
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貴女は私の部下。








貴女は私の恋人。








貴女がいつも私の側にいてくれる事を、幸せに思います―――――――――。

















『上司≦恋人』









































「陸遜様!」







書簡を運ぼうと城の廊下を歩いていると、聞き慣れた声に名を呼ばれ、たくさんの書簡を持ったまま振り向くと、愛しい恋人、葵がこちらに向かって小走りでやってくる。





「手伝いますよ!一人じゃ多いでしょうから」


「あぁ、すみません」



葵はにこにこと笑いながら私が持っていた書簡の半分ほどを抱えた。



「葵…指、どうしたんですか?」

「え?」


葵が書簡を抱えた時に見えた葵の細い指には、いくつもの小さな傷があった。


「あっ、これは……何度か紙で切ってしまって………」


葵は指に視線を落としながら、少したどたどしくそう言った。

「大丈夫なんですか?」


「全然大丈夫ですよ!小さな傷ばかりですし」







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