無双過去夢
□Especially,Especially You
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―――――そんなことを考えていると、待ちに待った放課後になった。
が、すぐに三成の元に行ってもどうせ女子でごった返しているだろうから、少しだけ教室で待ってから行くことにした。
「……そろそろ、いいかな………」
横目で時計を見ながら荷物を持って教室を出た。
皆部活に行っているようで、廊下に人はいなくて、理科教諭室の周りも人は少なかった。
――――コンコンッ………
いつもなら『入れ』と中で三成が言うのだが、今日はその言葉がない。
「………先生？」
ゆっくりとドアを開け、中を覗いてみたが、中に人の気配はなかった。
ドアを閉めて、もう一度三成を呼んだ。
「先生――……？」
三成からここに来いと言ったのにどこに行ったんだとキョロキョロしていると、奥にある理科準備室のドアが開いていた。
「先生？」
ヒョコっと顔を出すと、そこには実験道具を片付けている三成の姿があった。
「来ていたのか」
三成はカチャカチャと器具達を棚に直しながらこちらを見て言った。
「教諭室にいなかったから心配したんですよ？」
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