無双過去夢

□Honey・Honey
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『Honey*Honey*』


























「三成様ーー!」





陽が傾いてきた頃、俺が部屋に籠って書簡の整理をしていると、葵が嬉しそうに部屋に入ってきた。


「なんだ、騒々しい。」



「見てくださいー!」


冷たく言い放った俺とは逆に葵は満面の笑みを浮かべながら手に持っている大きな瓶に入った琥珀色の液体を見せた。




「何だ、それは。」


「蜂蜜です!」


「蜂蜜?」


「はい!」



葵は元気よく返事をすると俺の隣に座り、蜂蜜の入った瓶を眺めた。



「下の町でもらったんですよーー。」


にこにこと笑いながら話す葵によると、城下町へ買い物に行った際、仲の良い店主からもらったらしい。











「………お前、蜂蜜が好きなのか?」

「はい!甘くて美味しいじゃないですか!それに、お菓子を作る時だって役に立ちますし。」



葵は目を輝かせながら言う。



「……そうか…………。」












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