Undaily!

□第8話
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「さて、じゃあ次はお風呂の説明!」



6人を引き連れて、ぞろぞろとお風呂場に向かう。




シャワーに驚くかな、と思ったが、キッチンの水と同じような仕組みなのでそんなに驚いていなかった。

ただ、お湯の温度調節だけはちゃんと覚えてもらわないと大変な事になるので何度も念を押した。






「赤いほうに回すと温度が高くなって、高くしすぎると火傷するから、青いほうにも回しながらちょうどいい温度にしてね」




シャワーにはそれほど驚かなかったが、熱いお湯が簡単に出てくるのには少し驚いていた。






「こっちが髪を洗う用の洗剤で、こっちが体を洗う用。あとは顔用のもあるんだけど……今は無いからまた買ってくるね」


「場所によって違う物を使わないといけないのか」




シャンプーとボディソープの説明をした後、また男性用の洗顔料を買っておこう、と思っていると三成が少し面倒くさそうに言った。




「うん、その方が髪や肌に良いから、いろいろ開発されてて……あ、体を洗うのは石鹸でもいいよ」



シャンプーとボディソープはボトルが似ているため、間違えそうなので(特に政宗あたりが)一応石鹸も出しておいた。私はあまり石鹸を使わないので予備が少ないのが問題だ。実家に行ったら、お中元とかで貰ったやつをいただいてこよう。







「髪用洗剤は2つあって、まずは左側ので髪を洗う、これは全員ね。台所の洗剤みたいな感じで、良く泡立つから。右側のこれは、髪が長い人だけ使えばいいよ。三成と兼続……元親もかな、3人は左側ので洗って流した後、右側のを適当に髪に塗って、しばらくしてから流してね。あ、両方目に入ったら痛いから気を付けて」



男の人なんだし、コンディショナーいるのかな?と思ったが、兼続のキューティクルは守りたい。男の人が使ったって、いい……と思う。

とりあえずシャンプーとコンディショナーの説明は面倒くさかった。なので『髪用洗剤その1・その2』という仮称をつけさせてもらった。






「あとは、この体用洗剤、もしくは石鹸どちらか好きな方をこの布につけて泡立てて、体を洗い流してくれればいいよ。体は隅々まで洗ってね、すっきりするから」




最後に湯船にのんびり浸かって、体を拭いて着替えれば完了だと説明。
その後はドライヤーで髪を乾かしてやろう。誰かに乾かしてもらうのって気持ち良いから。


案外、お風呂に関しては質問が少なかった。間違えて体用洗剤で髪を洗ったらどうなるんだ、とは聞かれたけど。髪が少しごわごわするだろうけど、それほど深刻ではないだろうと言っておいた。


それより、浴槽の大きさが心配だ。それなりに大きいとは思うが、私でも脚を完全に伸ばせるわけではない。主に清正、どうにか我慢してほしい。
体を洗うスペースは大丈夫だと思うが、脱衣所も洗濯機のせいでちょっと狭い……かも。










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