Undaily!

□第14話
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そして幸村の髪が乾いて、また皆でテレビを見る。










(…………皆、こんな時間まで起きてて大丈夫なのかな………)





深夜になり、さすがに私も少し眠い。
時計の見方などにもまだあまり慣れていない皆はどうなのだろうか。元の世界との時間感覚も違うだろうから何とも言えないが、皆何だか眠そうに見える。


とはいえ、まだ政宗はお風呂に入ってないし、お風呂に入った人だけ先に寝てて、というのもどうかと思ったので、あとしばらくだけ待ってもらおう。

全員お風呂に入ったら先に寝ててもらって、私はその後お風呂に入ればいいか。















―――――――……







「上がったぞ」





しばらくぼーっとテレビを見ていると、清正が脱衣所から出てきた。





「ではわしが入ってくるぞ!」



清正が出てくるとすぐに、政宗が立ち上がった。お風呂に入るのが楽しみだったようで、その表情は何だかワクワクした感じだった。









「清正、適当に水分飛ばしたらここ座って。早く乾かしちゃおうよ」





清正は短髪だから放っておいてもすぐに乾くだろうけど、せっかくだから乾かしてやろうと思い、乾ききる前に清正を呼んだ。










「……放っときゃ乾くだろ」



鏡台の所で待ち構える私を見てから、清正は少し視線を外した。



「いいから!せっかくなんだからドライヤーを体験してみようよ」



ドライヤーを指差しながら言うと、清正は渋々といった様子でこっちに来た。







「清正、そんなに照れなくてもいいだろう」


「ばッ!誰が照れるか!!」





元親が茶化すように声をかけると、普段冷静な清正が取り乱した。

なるほど。照れていたのか。










「………………何笑ってんだよ」


「ん?別にー?」



自然とニヤけてしまっているのを清正に見つかり、怪訝な顔をされてしまった。清正も可愛いトコあるじゃないか。














「清正ってコレ……地毛?」


「当たり前だろ」




綺麗な銀髪を乾かしながら聞いてみると、素っ気ない返事が帰ってきた。

……まぁゲームの世界の住人ですからね、銀でもグラデーションでも何でもアリだよね。


となれば三成も元親も地毛か……なんて考えながら手を動かす。












「あ、そういや清正ってさ」


「おい。もう乾いただろ」


「え、あ…………うん」





清正の髪はすぐに乾いてしまい、なんだかつまらないから、清正は何でそんなに身長高いの?と、比較的どうでもいい事を話題に出してもう少し話をしようと思ったのに、清正が私の言葉をバッサリ断ち切った。



私は思わず素直に「うん」と言ってしまい、清正はそれを聞くと立ち上がってさっさとこの場を離れてしまった。













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