Undaily!

□第19話
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「これで後片付け終了!ありがと、政宗」





ワイワイ言いながら昼食を食べた後、食器を下げていると政宗が洗うのを手伝ってくれた。

というか私はやり方を教えただけで、ほぼ全て政宗がやってくれたようなものだ。













その後はお茶を飲んで一服。


そして、ついにこの時がやってきた――――――――。





























「じゃ、そろそろ買い物行こっか」




「「「!!!」」」







私の一言に全員が反応したが、やはり政宗・清正・元親の反応が他3人よりも大きい。














「よし!早く外に出るぞ葵!」






政宗がすぐに立ち上がってそう言った。








「外がどうなっているか、興味深いな」


「早く行こうぜ」




続いて、元親と清正も立ち上がった。普段クールな清正も何だかウズウズしているのが可愛らしい。




「じゃあちょっと着替えてくるから、昨日買った履き物を履いて、玄関先で待ってて」




サンダルにも違和感があるんだろうなぁ、なんて考えながら私は簡単に着替えを済ませ、3人の元へ向かった。

















「最初は歩きにくいかもしれないけど、すぐに慣れると思うよ」




案の定、3人はサンダルの履き心地に違和感たっぷりだ。
サンダルなんて慣れないと脱げやすいかもしれないな……と、ふと思ったが、3人がサンダルと格闘する姿を思い浮かべると何だか微笑ましい。













「じゃあ、行ってくるね。留守番の3人はあまり騒がないようにね」




ぞろぞろと玄関先まで見送りにきた三成・兼続・幸村にそう念を押したが、義トリオはケンカする事も無いだろうし、おとなしく留守番してくれる……と思う。













「この家の外には未知の世界が広がっているのですね……早く私も見てみたいです」







幸村がすごく壮大な事を言い出した。まぁ、彼らにとっては『未知の世界』で間違いないのだが、私からすれば面白い表現なので、思わず笑ってしまった。

というか、すでにニュースとかでいろいろ見ているんだから、それほど未知の世界でもないような気もするが………実際見てみないと分からない、か。









「外には謎の物体が山ほど存在するようだからな、くれぐれも気を付けるのだぞ」


「あ、ありがと兼続。……でもそれは私に対して言う事じゃないよ」


「む………そうだな」




兼続は私に向かって、真剣な目付きでそんな事を言った。
心配してくれているのだろうが、現代人である私にとっては残念ながら無意味な心配事だ。しかし何だか兼続らしいので、思わず笑みが漏れた。













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