● N o v e L ●

□落下にご注意下さい!
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ドッシ―――ン!!!










「いっ・・・
 あたたたたxxx」



―キイッ


「何事だ、一体。」
「あ!ウルキオラさん。」



ウルキオラは異様な光景を目の当たりにした。

目の前の女が、頭から血を流しながらヘラヘラ笑っている。



「そこでジッとしてろ。」

「?」



一度、織姫の部屋から去ったウルキオラが再び戻って来る。
今度は、破面を一人引き連れて。



「手当てしろ。」
「はっ。」



頭の傷口を手当てされながら、織姫の口のほうはいっこうに塞がらない。



「説明いりますか?いりますよね?」
「なにも言っていないが。「窓から外を見渡そうかなぁと思って自力で登ったまではよかったんですけど、自分でもそろそろ限界かなって思ったんですけどだんだん楽しくなってきてぶら下がってたら見事落っこっちゃいました!」

「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・下らん。」




織姫が自慢げに登ったという壁には掴めるものなどなにもない。ただののっぺらな壁だ。
それをあの高さまで登るとは・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・。



ある意味、ウルキオラは織姫に感心せずにはいられなかった。






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