ボカロ

□深海少女
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閉じこもってたこの場所

昼も夜もなかったこの場所

なのに眠れない夜は続く

あの人のことは学校に行ってた頃の有名人だったから知っていた

何回かあの人の練習を見に行った

気が付くと話しかけてくれた

自由の羽を大きく広げて私の暗い海の中を泳ぐあなたはきれいでした










そしてまた光はふりそそぐ

あの人の姿がすごく輝いて見えた


「あっ、また来てくれたんだ」

気づいてこっちをふりかえるあなたに

「あ、うん、じ、じゃあね!」

嘘つきな私


…ほんとは嬉しいのに















深海少女

わざわざ沈む
この気持ちを知りたくない

暗闇のさなかにあかいほう
この思いはなに?
もうしたくないのに

深海少女

私のはだかのこころをあなたに見せる勇気

暗い海がまだ許さない



こんなに服も汚れてしまった

笑顔も醜くゆがんでいった

こんな心じゃ、笑顔じゃ、誰にも会わせるかおなんてないの

「なんでかまうの?」

嗚呼

「えっ」

また、私は嘘を

「もう、ほっておいてよ!!」

ほんとはかまってほしいのに

「……ごめん」















声にならない気持ちが溢れて溶けた

嗚呼
そうかこの気持ちは…

「あのね」

振り返る

次の瞬間
君が突然姿を消した















心配性の彼女は焦る

今まで暗い海の中にはいつもあの人がいたのに

闇が彼をかくし一人きり

もうひとりは嫌だ…!

限界少女

その手を必死に伸ばす

その手をつかんだのは





あなただった





「ほらね、君も素敵な色を隠してた」
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