短編テニス

□これが永遠の愛であるように
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ズキン、と腰に激痛が走る。
(ああ、そういえばそうだった。)
昨日の夜は謙也さんの歯止めが聞かなくて、何回もやった。…確か。
途中俺は気を失って。(だからこんな羽目にあってるんだが、)まさかここまでとは思わなかった。
精液はカピカピにかたまってこびりついて気持ち悪い。早く出して洗いながさねば。

重くだるい体をひきずって浴室にはいった。
キュッと蛇口を捻り水をだす。熱い。
体を軽く流した後、尻に指を入れかきだしていく。なるべく刺激しないように。
どろりとあふれたソレは俺が気絶した後もだされたってわかって。(起きたら白玉ぜんざい奢ってもらお。)


全てを洗い流し部屋に戻ると、謙也さんが土下座して(半分泣いてた。)俺に謝り倒してた。
多分自分が理性ぶっ飛ばして俺を犯し続けたから、もう怒って別れ話に〜とか、まぁお得意のとことんネガティブ思考を炸裂させたのだろう。
捨てないでだの、もうしないだの。お前これで五回目だろ。それで俺は別れ話に持っていった事一度もないのに。馬鹿。
でもそんな謙也さんが愛しくて。
体だるいし腰痛いしもう動けない(に等しい)けど、でも、いいかだなんて。

俺、どうしちゃったのかな。

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