Mi trovi.

□その後。
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「ベルー?ベル様ー」
「お前は様付け禁止って言ったじゃん」
「あ、いた。スクアーロ様が呼んでたよ?」
「…めんどくせ」
「はいはい。じゃ、資料整理とかあるから」
「んー…。また夜な」
「どーせまた任務でしょ?」
「さぁな」




あれから一週間。



勘の鋭さを買われ、梨華は『オレの姫』ではなく、『作戦考案非戦闘員』として、ヴァリアーに迎えられた。
過去の任務資料なども整理したりするので、かなり忙しそうだ。

梨華は昼間、オレは夜から朝方にかけての仕事なので、全然一緒にいられないけど、それなりに充実している。
仕事の入れ代わりが被る数時間だけでも一緒にいられる。
その貴重な時間を大切にしてくれる梨華。

王子幸せだなー…なんて思う。



…言わないけど。








「ちっ…なんで王子がたらい回しされんだしっ」


スクアーロのところに行ったら、「今忙しいからザンザスのところに行ってくれ」だと。
意味分かんねー…。なんでボスだし。


「ボスー…オレだけど」
「入れ」


ボスの部屋、重いから嫌いなんだよなー…。さっさと用件聞いて戻ろ。


「カス鮫にボスのところに行けって言われたんだけど」
「あぁ…」


ボスが紙を一枚机の上に出した。…多分、見ろってこと。




それには、任務の入れ替えについて書かれていた。








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