弟と兄と先生

□相手の気持ちも大切です
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今日は週に4回ある蛭間家での家庭教師の日だ。

そこで教える生徒さんは2人で、2人共、顔がとてもよく似ている。

彼等は双子で一卵性双生児だから、当然といえば当然だけど。

始めは間違えてしまうこともあったけれど、今では、それも少なくなった。

彼等2人のことを知れてきたからかな、と俺は少し嬉しくなる。


今日も精一杯、教えよう。




***

そう意気込んで、俺はいつも通り、2人の部屋にあがったはずなのに、なのに、

なのに、どうしてこうなった?


「先生ダメだって、ヤダばっかりじゃわからないよ?」

「ほら、見ろよ。ここすっげーたちあがってる」


そう言って二人が攻めてくる。
俺を真ん中にして、弟の歌弥が俺の後ろにまわり、胡座をかいた彼の膝の上に座らせて、俺の自身をヤワヤワともみこんでいる。

兄の唖弥は、服を脱がされ丸見えになった俺の乳首を口にふくみ、チュルチュルと吸い付く。
片方は指の腹でグリグリと押されて、初めての感覚に俺は泣きそうになりながら、かぶりを振って、嫌、と言うことしかできない。


だけれど、そのたびに、

「嘘はダメだよ、 先生。こここんなにしてるくせに」

「乳首も弄られて、ホンとは嬉しいんだろ?」


などと、屈辱的な言葉を言われて刺激を強くされる。


俺は21で、彼等は16歳だ。
5つも違う相手で、俺より体格も小さい双子にこんなことをされて、俺は行為の最中、恥ずかしさと後悔でいっぱいだった。



どうして、あんなこと聞いてしまったのだろう。と



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