D.Gray-man U
□少年と黒猫のsweet time
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「―愛してるよ、僕だけの黒猫ちゃん」
クスリ、と微笑しながらアレンに囁かれ、リナリーは頬を朱く染める
「っ//もぅ…///」
「ふふ…可愛い、リナリー…」
アレンはそんなリナリーをそっと抱き寄せ、シーツにくるまる彼女を優しく抱きしめた
「―ん?」
が、妙な違和感を感じ取る
「…アレンくん?」
「…あの、リナリー。シーツが少し…お尻辺りで盛り上がってるんですが…」
「えっ?なんだろ……っ!?」
リナリーがその正体を確かめるべく、手探りでその部分を直に触れてみる
「う…嘘っ!?なんで、どうして…!」
「リナリー!?ど、どうしたんですか!?」
驚きのあまりにアレンから離れるリナリー
アレンはそんな彼女の様子を見てただ事ではないと直ぐに察知した
「ア…レンくん…っどうしよう…っ!」
「リナリー、落ち着いて…!一体、どうしたんですか…?」
アレンになだめられ、少しだけ落ち着いたリナリーは静かに話し出す
「―尻尾、が…消えてないの…っ」
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