EXTRA NOVEL
□狼は大地を駆ける
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「なんだなんだなんだなんだなんだ!?貴様はァァアアアぁッ!?」
「通りすがりの一匹狼ですサーセン」
ドォンッ
巨人のような鉄甲がアクマの体を貫く
「馬鹿な馬鹿な!エクソシストが…これほどの強さを!?」
「三下は知らんだろぅねぇ〜。俺様のつーよーさー。」
「な…ッギャぁぁアァッ!!」
「成仏せぃよ〜」
男は破壊したレベル3の残骸を見て言い捨てた
「フルカネルリー。データはちゃんと取れたよな?」
男の呼び掛けに応えるように、上空をぱたぱたと飛んでいたゴーレムが降りてきた
そしてその男の背中に甘えるように擦り寄る
「おぅよしよし。ご苦労さん」
男はふっと笑いかけて、踵を返す
「さーてと。次はどこに行こうかね」
男―…ジェイドは空を見上げながら呟いた
「どーにも最近、絶好調すぎて困るねぇ♪あいつらに会えたから…か」
嬉しそうに笑いながら、ジェイドは歩きだす
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