リトルバスターズ!

□第2回 ホラー・NO・RYO!
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「なんか最近、暑くね?」



男子寮、理樹(と真人)の部屋

いつものように理樹、鈴、真人、謙吾、そして恭介が集まった部屋の中で、恭介の一言が木霊する



「………」


「………」


「…ん?どうした、おまえら」


ノーコメント、というリアクションは予想外だったのか、恭介は疑問符を浮かべる


「あのね、恭介」


「なんだ?理樹」


「この会話、すごく既視感を感じるんだけど」


「ふむ?まぁ、そうかもしれんな」


「それでね、前にその話を聞いたのは確か5月だったはずだよね」


「理樹は記憶力がいいな。老後もきっとしっかりした爺さんになれるだろう」


「いやいや…まあそれはともかく、5月に暑くね?っていう話のフリはまだわかるよ?でもね」


ハァ、と深呼吸して理樹はビシィッ!とカレンダーを指差してツッコんだ



「さすがに11月に肝試しは季節外れすぎるでしょ!!?」



11月29日

秋どころか冬に片足突っ込んだこの日に、恭介は肝試しを提案してきたのだった



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