Maine 2
□闇夜のまにまに
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「っ……!」
その言葉に、ラビの顔は更に赤く染まっていく。
つられて、体も段々と熱を持ってきて、気が付けばその熱は主に自分の股間に集中していた。
「や……えっ……、なんでっ……!」
一箇所だけ不自然に盛り上がっているそこを見て、ラビが戸惑ったように声を上げる。
さっき思い出してしまった声と光景に、身体は素直に反応したようだ。
ラビは迷いながらも、自分のそこに手を伸ばした。
「ンッ……///」
途端に体がピクリと震え、喉から甘い声が漏れ出る。
指先で軽く触れただけなのに、身体は敏感に反応を示した。
部屋に自分しか居ないことにほっとしつつ、こんな状況にラビは唇を噛み締めた。
――――――……一人でヤれって言うんさ……?――――――
心の中で自分自身に問いかけてから、もう一度同じ場所に手で触れる。
「ッッ……///」
今度は手のひらで撫でると、ラビは声にならない声を出した。
そのまましばらくその行為を続けてから、不意に手を止める。
「はぁっ……///」
熱いため息を吐き出して、徐々にぼーっとし始めてきている頭を振って考える。
――――――今まで自分でシタことなんてないし……、どうしたらいいんさっ……――――――
冷静になろうとする程、興奮状態にある身体は無意識の内に愛撫を求めてきた。
「…………///」
ラビは恥ずかしさに顔が熱くなるのを感じながら、半ばもうどうにでもなれという思いでズボンを脱いだ。
再び唇を噛み締めると、すでに起ち上がっているそれに片手でそっと触れる。
「んんっ……///」
ビクンと大きく身体が反応して、思わずパッと手を離す。
それから一度大きくため息をつくと、思い切ったようにそれを片手でそっと握った。
「っ……///」
一瞬ためらった後、ラビは掴んだモノをゆっくりと上下にこすり始めた。
「っあ……っ!はぁっ……ああっ……///」