10/07の日記
01:51
管理人だってたまにははじけたい。
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ちょっぴり大人向けの中途半端な短文です。閲覧注意!
DIO×アヴドゥル
彼と再び見えたのは、けだるい夏の夜だった。
大きく震えた体が白いシーツに沈んむ。DIOは男の額ににじむ汗を赤い舌で舐めとりながら、楽しそうに目を細めた。灯りのない、月明かりも差し込むことのない室内でも、吸血鬼である彼にはなんら問題はなかった。夜目のきく獣のように、されるがままになる男の姿を眺めることができる。額の傷を尖らせた舌先でつつきながら、なあと男に問いかけた。
「ずいぶんと大人しいが、嫌ではないのか?この私に言い様にされて、犬のようになかされるのは」
返事はない。まあ返ってくるとは思っていなかった彼は、再び行為を再開する。男を抱く趣味はない。が、今まで自分を殺そうとしていた人間が快楽に乱れる姿は悪くない。男の浅黒い鍛えられた体はどこを触れても敏感に反応した。しかし決して声を出さないあたり、まだ理性が残っているのだろう。無駄な意地だな、DIOはそう呟いたその唇で、男の指先にキスをする。口に含むと無骨な指に舌を絡めた。出ていこうとする指にゆるく牙をたて、腕を掴んで固定する。チラリと男に視線を向けると、欲に歪んだ目とぶつかった。ずくりと身体中の熱が高ぶる。音を立てて指を離し、男に笑いかけてから、人差し指をへし折った。
「考えたんだが、君はこういうことには慣れているのか?飲み込みが早い上に我慢強い。フフ、間違いだとしたら謝るよ、失礼なことを聞いてしまったからね」
その声は聞こえているのかいないのか、男はただ唇を噛みしめ痛みに耐えていた。曲がるはずのない方向を向いた指にもう一度キスをして、DIOは笑う。
微かな声がDIOの耳に届く。痛みに小さく震えながら、男は小さく唇を動かしている。促すようにそれをなぞると、今度ははっきりと聞こえる声で言った。
「……こ、の…キチガイが、」
男が続きを言うよりはやく、DIOは首筋に噛みついた。
to be continued…?
『モハメド・アヴドゥルが表情を取り繕って「明日には、いつも通りの私に戻るから、ねぇ、お願い、今だけ…」と言う別れの話を見たいと言われたらかいてください。』
うっかりすると大人向けになるからいけません。そして中途半端でごめんなさい。
ワムウ×カーズ
いつからだろうか、こいつが泣かなくなったのは。
「……カーズ様」
「どうした、ワムウ。また怖い夢でも見たのか?」
おいで、と腕を開けば、目に涙の膜を張ったワムウが勢いよく飛び込んできた。そのままベッドに倒れ、ぎゅうと力一杯に抱き締められる。もう親である自分と同じくらい大きくなった今でも、まだ精神的には幼い男は時々こうして甘えてくる。こいつから両親を奪った負い目からではないが、これが母親としての役目ならば、しっかりと果たさねばあるまい。ぽんぽんと背中を叩いてやると、ぐすりと鼻をならした。
「カーズ様……地上にはこわい生き物がいるって本当ですか?」
「怖い?そんなものいないぞ、ワムウ。我々が恐るべき生き物など存在しない。またエシディシに変なことを吹き込まれたな」
「だって、エシディシ様は教えてくれました。地上にはこわい生き物がいっぱいいて、そいつらはぼくたちのことがキライなんだって。だから太陽をつくって、ぼくたちを地上から追い出したんだ」
あの馬鹿は。
「いいか、よく聞けワムウ。人間など恐れるに足らず。やつらはひ弱で低脳な生き物よ、我々に傷一つつけることなどできはしない。太陽はやつらが作り出したものではなく、遥か昔……この俺が生まれる前から存在していたのだ」
「本当?」
「ああ本当だ。だから俺は太陽を克服するため、石仮面を作った。お前が怖がらないようにな」
ワムウは安心したようにふにゃりと笑う。子供らしいその純粋な笑顔は好きだ。ワムウを隣に寝かせると頭を撫でてやる。この俺がこうして子供をあやすなど、数年前は考えられないことだ。元々ワムウとサンタナを連れて行くつもりはなかった。エシディシが勝手に持ってきて、勝手に母親代わりにされたのだ。俺はあいつと二人ならばそれで充分だったのにな。
「じゃあ、じゃあカーズ様。これも本当ですか?カーズ様は変態って言われるとよろこぶって」
「誰からそんな言葉を教わったのだワムウ!」
いや誰も何も一人しかいないのだが後で説教だエシディシ!キラキラと純粋な目で見つめてくるワムウを貴様のような馬鹿にはさせん!させんぞ!
しかしワムウは何故か俺の上にのし掛かる。腹の上で馬乗りになり、笑うワムウの目はあくまで純粋だ。
「カーズ様。ぼくはいろんなことを知りました。流法が使えるくらい強くなりました。カーズ様にお礼がしたいんです」
つつ、と胸を太い指が走る。地下の光源は蝋燭の灯りただ一つだ。下から見上げるワムウの顔は暗く、しかしギラギラと光る目だけは俺を貫いている。その目が何を意味しているかを知ったとき、俺は全身から力を抜いた。信じられなかった。耳の奥から響くこの心臓の音は確かに自分のもので、俺は子供相手の間違った愛し方を受け入れようとしている。
「ワムウ…」
「だいじょうぶです、カーズ様。きっとカーズ様によろこんでもらえます」
背中に回した腕から伝わる熱は高く、互いに舌を絡めれば脳が痺れるような快感を伝えてくる。情けない話、俺は自分の子供にすっかり惚けていた。
「こわい夢なんか見てないです。たださびしかったんです。カーズ様がたくさんつらい思いをしているのに、ぼくはなにもできないから」
だから、いいでしょう?
to be continued…?
『ワムウが猫なで声で「寂しくなんか、ない」と言う恋の生まれる話を根性でかいてください。』
この診断の名前がシーザーだったらとても俺得なワムシーだったのに…!すいません!ワムウ大好きですすいません!でもRにしか進まないから続きが書けないんです!ド畜生がッ!
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