11/02の日記
02:29
5/『カンノーロ』おまけ会話文
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「ジェラート、イルーゾォ。そろそろ夕食だぞ」
「はーい!」
「俺はいいや」
「ダーメーだってば!たくさん話したし、お腹空いてるだろ?ソルベの作るご飯は美味しいぜ!」
「グラッツェ、ジェラート。俺は君がいれば幸せだよ」
「僕もさソルベ」
「愛してる」
「そんな安い言葉じゃ満足できないよ?」
「わかってる。俺たちの想いの大きさを表現できる言葉が無いだけさ」
「……あの…一応俺がいるんだけど……」
「よぉイルーゾォ、大分顔色もよくなったな。お前にはリゾットを作ったよ、卵粥だ。少しだけでも食べておけ」
「あのカンノーロの甘さは兵器だ」
「ジェラート仕様だからな」
「せっかくだからホルマジオも呼んでやろーぜ!あいつ今頃そわそわしてるよきっと!」
「え!?呼ぶの?本当に?」
「そうするか。ちゃんと顔見せてやれよ、安心するからさ」
「でも……だって……」
「ほら、顔上げろ。恋人には満面の笑顔をプレゼントしなきゃな。誰だって好きな奴の沈んだ顔は見たくない。第一、お前にはそんなの似合わない」
「……ほんと、アンタからジェラートを除けばいい男なのに」
「それじゃあ俺はソルベという存在でいられないからな」
「イルーゾォ!大丈夫か?」
「ホルマジオ!」
「怪我はしてないみたいだな。気分はどうだ?スタンド攻撃は受けたのか?」
「平気。……あ、あのさホルマジオ」
「ん?どうした?」
「……ただいま」
「……おかえり」
「きゃーーあ!熱いねぇ!そのままキスしちゃえ!純情カップルめ!ヒューヒュー!」
「こらジェラート。イルーゾォが真っ赤になって睨んでるだろ。冷める前に食事にしよう」
「しょうがねぇ奴らだなぁ〜。いくか、イルーゾォ」
「うん。おいジェラート、ちょっとこい」
「なに?お礼なら要らないぜ」
「どうしてだよ」
「言っただろ?お前にとって僕はこんなことでお礼を言わなきゃいけない存在なワケ?」
「こんなことじゃないだろ」
「こんなことさ。僕はお前の教育係だったしね」
「でも……俺は嬉しかったから……」
「その言葉で十分だ。お前はもっと笑いなよイルーゾォ」
「……とにかく!ありがとな!今度は俺が死ぬほど甘いお菓子食わせてやるからな、覚悟しろよ!」
「たく、しょうがねぇのはどっちだか」
完。
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ソルベとイルーゾォの組合せが好き。
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