ONE PIECE(シャンクス長編)
□海水浴DIVE
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夏休みも中盤にさしかかった頃、ミナミはいつものメンバーで海水浴に来ていた。
今日は天気もよく、海水浴客でビーチも賑わっている。
「やっぱり海っていいねー」
「ミナミは海が好きだよな。俺は苦手だ」
ミナミの幼なじみのユウは、パラソルの下で腕に日焼け止めクリームを塗っていた。
「僕は好きだよ、海。良い絵が描けるからね」
絵描きが趣味のモトキは、早速スケッチブックに海を描写していた。
その横で、風紀委員長のマツがその絵を眺めている。
「みんなゆっくり過ごすのもいいけどさ、早く泳ごうひゃぁ!?」
ミナミは突然後ろから抱きつかれ、奇声を上げた。
「かわいいミナミ……そんなに僕と一緒にスイミングしたいの?」
「変態アスト! あんたとは泳ぎたくない! 離れてよぉ」
「酷いこと言うなぁミナミ。そういうとこも可愛いけどっ」
女好きのアストはさらにミナミをきつく抱きしめた。
「うげっ。おぇっ」
「おいアスト。ミナミから離れろ」
「わーユウから殺気が出てるー」
アストはミナミから素早く離れると、どこかへ行ってしまった。