短編小説

□黒崎一護の上手な飼い方2
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「兄の顔が見えぬと詰まらぬからな」
羞恥と快感で涙ぐみ赤くなった顔などみっともないだけだ、俯せのままして欲しいと一護は何時も思うのだが今日は殊更聞き入れてはくれないだろう。
白哉は一護の足を開かせると、指の代わりに自身を押し当てた。
「んっ…っうう」
ゆっくりと一護の中に白哉が入ってくる。言葉通り乱暴にされていないが白哉の大きなモノで貫かれるとやはり痛みを感じ一護は苦痛に顔を歪めた。
「キツイな、やはり間を開けずに慣らさねばな…」
「はぁ…あっ…痛ぅ」
一護は息を吐いて力を抜こうとするが、どうしても白哉をぎちぎちと締め付けてしまう。
苦しく息を吐きながら全てを何とか受け入れると白哉は励ます様に一護を撫でてくれた。きっと白哉も辛いはずだが、何時もと変わらぬ無表情で一護が落ち着くのを待っていてくれている。
いきなり拉致してこんな暴挙に及んでいるくせにどうして優しくするのか、一護には解らなかった。怒りに任せて抱こうとしている様には思えない。
「な、に怒ってんだ?なんで…俺なんかした?」
自分に不満があるなら言って欲しかった、白哉の表現は一護には難解過ぎていつも戸惑うばかりだ。
「……」
白哉はその質問には答えず、動き始めた。始めはゆっくりと、ずるると抜け落ちそうになるぎりぎりまで引き抜きまたゆっくりと最奥に戻ってくる。
「ん…んっ…ん…」
白哉の硬いモノで擦られその摩擦が一護の中に焔を点してゆく、挿入の衝撃から立ち直る頃には、一護の肉穴は律動に合わせて蠢きだし白哉に吸い付く、一護は自分ではコントロール出来ない身体に翻弄されていく。
「あっあっああん!」
白哉の動きが早くなると、それに合わせて嬌声が大きくなった、理性は掻き消えて今はもう快感しか感じない。
一護は白哉の背中に腕を回し胸に縋り付いた。
「びゃくや…びゃく…あぁ」
「兄はこうしている時が1番愛いらしいな」
「ひ、あっあっもう…イキたい、びゃくやぁ」

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