短編小説

□黒崎一護の上手な飼い方2
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一護が懇願すると白哉は焦らさず、一護のモノを扱きだす、後ろの刺激でよだれを垂らしていたモノを抜き差しに合わせて強く擦るられ一護は絶頂に駆け上がった。
「いぃ!イクっぅぅー!!」
「くっ……」
一護は白濁した体液を撒き散らした。
それに合わせて後ろの穴がヒクヒクと痙攣する、その刺激でほぼ同時に白哉も一護の中に放った。
ドクドクと熱い液体が満たされて一護はため息をついた。
「………はぁ」

荒い呼吸が治まらず、一護は目を閉じて白哉の下でじっとしていた、問い質したい事が沢山あるが、今は出来そうにない。
「疲れたか?一護」
「う…んっ…」


りりりりりん…

りりりりりん…

まったりとした雰囲気の中に突然、涼やかな鈴の音が響いた。
「あう!!」
白哉がいきなり身を引くと、一護を畳の上に残して離れて行く、乱れた自分とは対照的な白哉が恨めしい。
「少し出てくる、兄は湯あみをして休んでいろ」
「え?」
一護がぐずぐずしているうちに、檻を潜ると白哉は出てってしまう。
「ま、待て白哉!」
なんとか這って鉄格子に辿り着くが、目の前で扉は閉められてしまう、白哉との間を区切られると不安な気持ちに駆られた、さっきまで繋がっていたのに何を考えているのか全く解らない。
「直ぐに戻る、大人しくしていろ」
格子にしがみついている一護の頭を撫でると、言葉は優しいのに、無情にも置き去りにされてしまう。
「何でだよ?俺達恋人同士じゃねぇの?」
「恋人同士だからだ…」
またしても一護には意味が解らなかった。
ただ、自分を嫌ってではないが、何かしら白哉の逆鱗な触れてしまったのは間違いない。そして簡単には許してもらえそうに無いことも、一護は絶望的な気持ちで白哉の白い羽織が暗い廊下の先に消えるのを見送った。

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