恋一小説続き物

□(ある日)○○医大忘年会
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東京某所、某ホテル内、宴会場蘭の間本日はとある大學の同窓会兼忘年会の為に貸し切られていた。

一泊二日で行われる毎年恒例のOB会である。
大学主催で行われる規模の大きなもので、卒業生の殆どが医療関係に進み、その中核を担う人材も多い事から若い医師なら繋ぎのために参加する。
言わば仕事の延長である。

「よー一護久しぶりだなー」
「元気にしてたか?」
「まぁ一杯飲めー」

が、朝からセレモニーやレセプション、お堅い話が続き、そろそろ変わり者揃いのOB達に限界が来ていた。

「おお、久しぶりじゃな一護ワシの酌をせぃ」
「おっ久しぶりっす黒崎さん、お変わり無さそうで何よりっす」
「早くこっちに来ぬかうつけ」

僕は当然父の関係もあり、この様なイベントも仕事と割りきり参加している。
こう言うパーティーでは挨拶を済ませたら、場が修まるのを待って引き上げるのが定石。

「俺の酒が飲めねぇのか一護ー」
「あぁん俺と勝負だオラァ」
「美しくないね、全く」


だから、いくら夜のこのパーティーが無礼講と言えど、ばか騒ぎしたり……
「覚束なくなるほど飲むなんて馬鹿か!!」
「うーん……」
ぐったりともたれ掛かる黒崎一護に肩を貸しながら、石田雨竜はどなりたくもなった。
何時も何故か同室に割り当てられるため、何時も先輩達に飲み潰された黒崎を何時も介抱させられる羽目になるのだ。
一護は先輩達に可愛がられているのだろうが、毎年の事ながら呆れてしまう。
「そう言わないで上げてください、黒崎さん断れない性格なんっすから〜」
「貴方もなんで居るんですか?浦原さん!!」
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