羅刹の記憶

□第5章
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季節は流れ秋。
平和な並盛に黒い影が迫っていました。


――――――――――――――――――――

ある日の朝。
紫苑が目を覚まし制服に着替え終わりリビングに行くと、

ツ「なんで帰ってきてんだ!?」
「?綱吉?」

ツナの声が聞こえてきた。

奈「あら紫苑君おはよー♪」
「お、おはようございます…
あの…この量は…;」

そしてリビングのテーブルの上にはかなり豪華な食事がずらりと並んでいた。
すると、

ツ「起きたのか紫苑!」
「うん。おはよう綱吉」
ツ「あぁ、行くぞ!」

グイッ

「ほぇッ!?ちょっ、綱吉!?」

そしてそのまま紫苑はツナに腕を引かれて家を飛び出しました。


――――――――――――――――――――

「綱吉どうしたの?」
ツ「いや…別に…」

紫苑はいつもの3人と歩いていた。

山「元気ねぇのな」
獄「どうかなさいましたか?」
ツ「その…父さんが帰ってきてな…」
「お父さん?」

どうやら朝の騒ぎはそのせいらしい。

獄「10代目のお父様…!
挨拶に行かなくては!!」
ツ「いいよ別に。
あいつふざけてるし」
山「仲悪いのか?」

するとツナから今までの父親との話がされた。

ツ「どこをほっつき歩いているのか知らないがめったに家には帰ってこないし。
仕事も何やってるか分からない」

話しているツナはどこか寂しそうだった。
するとそんなツナを気遣ってか山本がある提案をした。

山「なぁこのまま遊びにいかね?」
ツ「え?」
獄「ナイス野球バカ!
そうしましょう10代目!気分転換も必要ですよ!」
「綱吉は溜め込みすぎなんだよ。
だから発散しなきゃ」
ツ「みんな…サンキュ」

こうして遊びに行く事に。
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