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□終わりゆく世界と最後の僕ら
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ノア「今日も練習お疲れ!!」

セツナ「ライブまであと一週間だな」

コウガ「眠い…」

カレン「コウガくん大丈夫ですか?」

レン「しっかりしろよー!」



わいわい騒ぎながら歩く帰り道。




突然だった。

目の前の景色がぐにゃりと歪みはじめた。




レン「な、なんだよ…!?」

セツナ「蜃気楼…!?」



激しい光が辺りをつつみ、
ノアたちは目を瞑った。











ノア「う…ここは…?」



目の前に広がる海。

ふわふわと浮かぶ多数のシャボン玉。




さっきまで歩いていた道はなく、
白い砂浜の上に立っていた。




カレン「ど、どういうことですか…!?」


コウガ「海…」




後ろを振り返ったレンは絶句した。





レン「おい…あれ…!!」



シャボン玉が浮かぶ島。
その建物や観覧車には見覚えがあった。



コウガ「これ、ONEPIECEに出てくるシャボンディ諸島そっくりじゃない?」


ノア「ほ、ほんとだ!
え、じゃあつまりアタシたち…」


セツナ「ありえねェだろ!!
そんなモン…!!」


ノア「じゃあ他に何なのよ!
あれは何!海兵じゃん!!
セツナもONEPIECEファンならわかるでしょ!?」


セツナ「ただのコスプレかもしんねェだろ!?
現実見ろよ!」


カレン「ふ、ふたりとも落ち着いて…」



そうとしか考えられない。

ノアは最後にそう付け足した。




レン「すんませーん!
ここってシャボンディ諸島っすか?」



いつの間にかレンは通りすがりの海兵と会話をしていた。



海兵「あぁ。そうだよ。」




海兵は当たり前のように肯定した。

セツナは頭を抱えた。
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