記憶の鍵
□事件発生
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「(なんか、変だな・・・)」
そう、変すぎる。
普段はお城だから賑やか声がするはずだ、
だけど、私以外の声は聞こえない。
おかしい、絶対に。
「誰か!!誰かいませんか!!!」
聞こえたのは自分の声だけ。
そして最初に王室を探してみた。
コンコン
「失礼しま・・・!!!」
目の前にいたのは、鋼の塊・・・
「いや・・・。」
魔力が少々ながら感じられた。
そう。この塊は
デデデ大王。本人だ。
「・・・うそ・・・!」
ほかの場所も探してみた。
大広間、台所、大浴場・・・
でも、
みんな鋼に返られていた。
そして、みんな今にも叫びそうな顔で・・・
「何・・・何が起こっているの・・・?」
少しずつ、焦ってきた・・・
「また?みんな、私をまた1人にするの・・・?」
急に怖くなった
「あの日と同じなの??」
わからないけどそうつぶやいていた。
ただ、1つだけ思い出した。
私の周りの人が悲鳴を上げながら鋼になる記憶を・・・。