記憶の鍵
□プロローグ
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「ッ・・・!!」
頭に鋭い痛みが走った。どうやらベットから派手に落ちたみたいだ。
「ハハッ!・・・夢・・・か・・・。」
私は「カイリ」。
私はある日、突然空から落ちてきたみたいで、デデデ城でお世話になってる。
名前と自分が使える魔法以外は、すべて忘れている。
いわゆる「記憶喪失」。
「あの・・・大丈夫ですか??」
デデデ城の兵士の「ワドルディ」が話しかける。
「えっと・・・何とか。」
「そうですか、いやぁ〜派手な音が聞こえて、心配になったので」
「そうですか、ありがとうございます。」
「あっ!それと・・・。」
部屋を出ようとしていたワドルディがふと立ち止まる。
「大王様が朝食の準備ができているから、早く来いとのことです。」
「わかりました!」
では・・・と言ってワドルディが部屋を出ていった。
「さぁて、着替えるか」
私は寝間着を脱いで、黒のゴスロリファッション
(下はスカートではなくズボン。)
に着替えて、最後に黒の猫耳帽子をかぶって、朝食の準備ができている「大広間」へと向かった。