08/22の日記

18:04
カーニヴァル キャラソン内のドラマCDネタ 朔燭 ギャグテイスト
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「……と、言うか。俺、マジで糞から作った珈琲を飲んで、美味いとか言っちゃった訳か……」

「しつこいぞ。美味かったのなら、それでいいだろう」

虫騒動の片付けが、ようやく終息を迎え、風がよく通る研究室のソファーに、ドサリと座る朔へと燭が呆れた声で言う。

ついでに、好んで飲んでいる私にも失礼だと、そんな言葉を付け加えて。

「大体、人の尻の穴まで舐める奴が、今更糞を飲んだ位でわめき過ぎだ」

話のネタになっている珈琲を作りながら、冷めた様子で淡々と情事中の行為を、燭が引き合いに出す。

それに慌てるのは、された本人では無く、した本人だと、普通にシュールなのだが。

「バッ!それは、燭ちゃんのだからだろ!虫の糞なんて、ただの糞だぜ!?」

「……だから?」

「燭ちゃんのだったら、糞だろうが、尿だろうが、精液だろうが、喜んで飲み干してやるって事だよ!!」

ソファーの上で力説を噛ます朔だが、対称的にカップに注いだ珈琲の香りを嗅ぐ燭は、ただ一言だけ放つ。

「一度、お前は死んでこい」

そして、馬鹿は死んでも治らないけれどと考え、心中で燭が溜め息を吐きながら、美味しい珈琲を一口啜った。

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