小さなカケラ

□約束
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「あっちー!!折角の夏休みだってのにこう暑いと何もしたくねぇな」


「そうだね、特に今日は最高気温だってテレビで言ってたよ」


今日は約束の日…


僕は今日は朝から悠君の家に遊びに来ている


昔から家が隣通しという事もあってよく遊びに来てたけど今日はドキドキ緊張しっぱなしだよ


悠君…今日が何の日か覚えてる?それともやっぱり忘れてる?


僕ずっと覚えてた!!悠君の好きなオムライスも作れるように頑張ったんだよ!!



「あぁー!暑い暑すぎる!!」


一人グルグルと悩んでると今までベッドに寝転んで暑さに唸ってた悠君が突然起き上がり立ち上がった


「空人ちょっと下行ってアイス持ってくっから待ってて」


「あっ!う、うん」



言うが早いか返事をし終わる前に悠君は部屋の扉を開けていっちゃった…


何時もと変わらない悠君…


やっぱ覚えてないのかな…悲しい、悲しいよ…悠君


「空人ーミルクとチョコって何泣いてんだ!?」


「……え?」


悠君が二人分のアイスを机に置いて慌てて近寄って来る




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