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□お友達から始めませんか?
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教室に入ってから一人手紙とにらめっこ。字小さくて綺麗だし同じ男でも可愛い子だと良いな。毎日手紙から微かに甘い香りがしてるし…香水か?
「健人お前手紙に顔くっつけて何してんだ?」
「ん?手紙から良い匂いするなと思って」
以外と俺の好きな匂いだ
「………………そうか」
手紙を顔に近付けたまま榊の方を見ると残念な目で見られた
あぁ…もしかして今の俺って周りから見たら変態っぽい?
自覚したら段々恥ずかしくなったのでソッと顔から手紙を離す
「まぁ良いわ、それでどうすんだ?この手紙」
「どうするって何が?」
榊の聞いてきた意味が分からず聞き返すと今度は可哀想な者を見るような目で溜め息をつかれた
何だよ一体…
ムカツクから足を蹴り飛ばしてやる
「イテッ!…だからこのラブレターだよ、このまま放置しとくのか?」
「あぁ……名前書かれてねぇし悪戯かもしんねぇから……放置だな」
「いや…悪戯で1ヶ月は無いだろ」
「そうか?」
以外とあるかと思ったんだがな…
「ん〜。お!!良いこと考えた!相手が誰か分かんねぇなら朝下駄箱に張り込んで手紙を入れる時に居合わせたら良いんじゃね?」
ニヤニヤ笑顔で提案してくる榊
コイツ絶対楽しんでやがるな
とはいえ俺もそれ以上に良い案があるわけでも無い為(考えるのが面倒ともいう)、榊の案に乗ることにして手紙の話題は終了した
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