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□お友達から始めませんか?
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最強の不良様に名前を呼ばれて無視が出来る程勇者じゃない俺は立ち上がって小さく返事をするしかない
くっ…恐すぎてもう泣きそう
立ったけど恐怖で足震えまくって生まれたての子鹿状態だよ
あぁ俺は此れからボコボコにされて病院送りになるんだ…
榊め、こんな提案しやがって恨んでやる
いや…でも鈴沢が俺の下駄箱にラブレターをいれていたという事は俺の事が…………ナイナイナイあの手紙はきっと悪戯だ!不良様の気紛れ……みたいな
現実逃避をしながらもお互い無言で立っているが何時まで経っても鈴沢は動かない。そろそろ足が限界です
気になって顔を上げた時俺は驚きで固まった
まさかの!!あの学校一の不良鈴沢零が顔を赤らめてモジモジしながら俺の方をチラチラと見ている…だと!?
目が合うと更に顔を赤くして目を反らす鈴沢。赤くなりすぎて林檎みてぇ
「あ…あの」
「っ!!」
勇気を出して声をかけた瞬間涙目でオロオロしはじめる鈴沢。何か可愛いな
「あっ……さ、佐藤」
「!!!?」
気付いたらあの鈴沢の頭を撫でていた。なんと!無意識ってチョー怖い!!……でも抵抗しないし大丈夫だよな?
……………大丈夫であって下さいお願いします
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