φ(..)

□お友達から始めませんか?(続)
3ページ/4ページ



今のキュンときた!!鈴沢見た目同様格好良すぎだろ!俺まで顔が熱くなってきた


「はい!ラブラブバカップル其処までー!!」


「「 !!! 」」


暫くお互い顔が赤いまま見つめあっていると、空気だった榊が手を叩く音で二人の世界から現実に引き戻された

チッ良いムードを邪魔しやがって!!あと少し位空気でいろよ!鈴沢も同じ考えなのか先程と同じ鋭い目で榊を睨み付けていた


「二人ともそんな睨まない、よく考えろ此処は保健室。何時生徒が来るか分かんないんだぜ」


「あ、そういえば」


スッカリ忘れてた

思い出したら打ち付けた腰がまたズキズキ痛みだす……単純だな俺
黙ったままの鈴沢を不思議に思って覗き込むと涙目の瞳と目があった瞬間何かを言いたげに口を動かしたと思ったら来たときと同じ壊れるんじゃないかと思う勢いで扉を開けて何処かに走って行った


「鈴………沢」


「おぉ予想以上に純粋だな。健人これから頑張れ!」


「言われなくても分かってる」


朝会った時から既に鈴沢の純粋で照れ屋な部分を含めて気に入ってんだからな
寧ろ純粋で照れ屋な所が可愛いんだろ!


「俺、男が好きだったのかな…」


「長年一緒に居るけど、健人は好きになったのが不良君ってだけで別に男が好きって訳じゃねぇんじゃね?俺はお前ら二人応援してるぜ」


「……サンキュー」


普通なら軽蔑されてもおかしく無いだろうに受け入れて応援までしてくれる榊に言葉には出さないけど内心凄く感謝している
こいつが幼馴染みで良かった…


「俺もっと鈴沢の隣に立つに相応しい男になる!!」


「おぅ頑張れよー」


まずは放課後帰るの誘ってみよう
鈴沢が自分のせいで俺が迷惑すんじゃないかと思ってるんだとしたら、俺は周りの目なんか気にしない事を教えてやらないとな















…………そんな俺の決意は放課後下駄箱に入っていた鈴沢からの手紙で脆くも砕け散った



[手紙のやり取りからお願いします]


「そ、そんなぁぁぁぁ!!」


「ぶぁははは!!小学生かよwwww」


.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ