φ(..)

□会いたい。側にいて
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「ははっ……よしよし」


「…………佐藤?」


今俺はグシャグシャにしてしまった鈴沢の髪を指で鋤きながら直している
本当ならギュッと抱き締めるつもりだったけど、顔真っ赤にして緊張からか微かに震えてる鈴沢を見ていたらまだ早い気がするんだよな


俺達は俺達のペースで進めば良い
時間はまだまだあんだからな


目を閉じ気持ち良さそうにされるがままの鈴沢に気付かれないようソッと銀色の髪を持ち上げてキスをする
目を閉じてたから良いけど見られてたら恥ずかしいな






















この時、鈴沢に会うことが出来て幸せだった俺は絶対忘れてはいけない相手を忘れてたんだ。でなければ絶対にしなかった


「録画完了っとバカップルの記念だな」


「さ、榊!!」


隣に居た榊が少し離れた場所で一部始終を録画してたなんて!!
当分は榊に逆らえない………


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