Novel/first
□星に、願いを。
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ねぇ六道。
もしかして君、逃げたの?
自分だけ
あんな草食動物共の身代わりになって
そんなこと
僕が許すとでも思った?
「ぁ・・・雲雀・・・」
「うるさいな。少し黙ってないとかみ殺すよ?」
僕に必要なのは
クロームなんて奴じゃない。
【六道 骸】
君だけ。
他の奴なんて要らない。
いつかひざまづかせるその日まで
僕は地の果てまで追いつづけるから
一人だけ、
そんな場所で怠けてないでよ
流れ星が一つキラリと光った。
『星に、願いを』
かないっこないってわかっているけど。
「君に会いたい」
望んでいいよね?