K
□【赤の姫T】
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雪が降っている街の中……赤く目立つ集団が一つあり……。
アタシは右手で、小さな赤い女の子のてを繋いでいた。
そして、アタシの左側にはスケボーを片手に持った男の子。
皆と目を会わせて、スケボーを持った男の子が、軽く鼻で笑ったら、何処かへ散っていった。
アタシは赤い女の子の手を離して、男の子の方へとついていった。
アタシは手の中で、いくつかの真っ赤な蝶を作って、フッと息を吹き掛けた。
蝶は色々な方向に飛び散った。
男の子と並んで、アタシは胸元のネックレスを握りしめ、歩いていった。