K

□【赤の姫W】
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姫の炎は、秘密の炎……。


アタシと出雲さんは黒い車の所にいた。

草薙「そんなにふて腐れんでも……。」

凛華「だって、アタシも行きたかったんだもん!!」

草薙「凛華は無茶するけん、行ったらあかん。」

凛華「なんでよ〜。」

草薙「というより、喧嘩になったら自分で止められんやろ?」

凛華「うー……。」

草薙「まぁ、出番が来るはずやけん、辛抱してや。」

凛華「……分かった。」

出雲さんは「ええ子や。」と言って、アタシの頭を撫でた。
アタシは車の上にいった。アンナが地図を広げて、犯人の居場所をビー玉で占っていた。

草薙「どないや。アンナ。」

アンナ「……この辺。」

アンナがそう言うと、ビー玉は地図の1ヵ所に集まった。
出雲さんは、端末にマーカーをつけて、吠舞羅の皆に連絡した。

八田『こちらヤタガラス。了解!すぐに行きます。』

翔平『地図にない道に入っちゃいましたー(笑)』

八田『鎌下、お前いつまで食って……今、なんつった?吠舞羅をバカにした奴がいんのか?場所にマーカーつけろ!すぐ行く!!』

あーあ。美咲、脱線したー……。
出雲さんは苦笑してるし……。

凛華「ちゃんと仕事しなよー。」

草薙「あと、黒狗には手ぇだしなや。まぁ、凛華ならいけるやろうけど。」

凛華 八田「へ!?」『はぁ!?』

草薙「ほな、草薙オーバー。」

八田『ちょっ!!草薙さ』

美咲が言いきる前に、出雲さんは端末を切った。
あの様子だと、切り込み隊長の美咲は、夜刀神狗郎につっかかりそうだね……。
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