オリジナル
□Trick or Treat
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:1日目、午前10時:
今週は学祭の準備で、丸一日、潰れることになっている。
で、俺らは生徒会室に集まっているわけだ。
リク「ウィッシュ・スターは、普通に探すと見つからないらしい。」
ギル「それ、どういう意味?」
カイ「言った通りさ。見つけるには、手がかかるんだよ。」
リク「そこで、ライの出番だ。」
ライ「え?俺?」
ちょっと待て。さっぱり、分かんねぇんだけど。
カイ「さっき言っただろ?ウィッシュ・スターは、見つけにくいって。だから、【五感】の能力があるライが、有利なんだよ。」
ライ「俺の能力で、見つけれる可能性は?」
カイ「およそ70%」
数値でだしてきたか。
70%か…。うーん…。
ギル「場所は絞れねぇのか?」
ツキ「残念ながら、無理ね。」
俺の能力、もつかな…。
リク「ミレとギル、ツキとカイは学園内を探索。僕とリラとジレにライは、ここに残る。分かったかい?」
「「「「「「「了解」」」」」」」
リク「じゃあ、ミッション開始。」
リクの合図で、散らばった。
ジレ「じゃあ、ライ。こっちに来て。」
ジレに呼ばれたほうに行くと、椅子があって、レンズに似たような物が、置かれてあった。
ジレ「これは、ツキちゃんがつくってくれたやつで、ライの能力の消費を、少なくするための装置。これをつければ、学園全体が把握できるよ。」
いつのまにつくったんだよ。ツキのやつ…。
とりあえず、椅子に座って、装置をつけた。
すると、いくつものモニターが表れた。
ライ「おお、すげー…。」
白服の4人を確認して、俺は視覚と聴覚を、発動させた。
ジレがいうには、音も聞こえるらしい。
俺の得意分野を、いかしてくれたやけだ。
俺は、どんな音でも聴こえるからな。
そっちの方が、役にたつ。