オリジナル
□Trick or Treat
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:2日目 午後5時半:
ライ「ふぅ…、疲れた…。」
ジレ「お疲れ様〜。」
ウィッシュ・スターを探し出して2日目。
相変わらず、長時間、能力を使うのは疲れる。
装置を外して、リングからモニターを映し出した。
先日獲得した、藍色の誠実の星のデータがのっている。
あれ以来、ウィッシュ・スターに関しての情報は無し。
まさか、あの噂が本当だなんて…、驚いたぜ…。
ミレ「ただいま〜。」
ミレとギル、ツキにカイが帰ってきた。
ツキ「はい、リク。」
ツキが、リクに何かを渡した。
カイ「早くも2つ目がみつかるなんて、驚きだな…。」
リクの手には、黄色に煌めく星。
【黄色の星】のこと、【希望の星】があった。
ギル「前はカイ。今回はツキか…。」
リラ「しかも、噴水の近くの花壇にあったなんて…。」
リラの言うとおり、希望の星は、前、カイが見つけた噴水の近くの、花壇にあった。
んな近くにあっただなんて、な…。
希望の星は、ジレの手にわたって、分析中。
ツキ「今回も音と、勘?」
ライ「いや、今回は音だけ。」
ギル「金属音だろ?しかも、今回ははっきりと。」
カイ「へー。」
ツキが、花壇の近くを通り過ぎた時、誠実の星を見つけたときと、同じよな金属音が聞こえた。
今回は、確信を持って、聞こえたんだ。
ジレ「リク、できたよぉ。」
1枚のプリントを持って、こっちにやって来た。
リクはそれを受け取って、しばらく考えるしぐさをした。
俺はミレたちの方にいって、2つの星をみていた。
──キィィィィィィィィィン──
ライ「……?」
微かに、ウィッシュ・スターをみつけた時と同じような、金属音が聴こえた気がした。
ギル「どうした?」
俺の様子に気づいたのか、ギルがきいてきた。
ライ「……聴こえるんだよ。」
ギル「何が?」
ライ「……金属音。」
ミレ「みつけた時と同じ?」
ライ「多分…。」
リラ「ふーん…。」
ガラスケースをもとに戻すと、音は聴こえなくなった。
リク「今日はこれで解散。ツキとカイは残ってくれ。」
リクの合図に、3人だけ残って、俺たちは帰った。