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□【赤の姫X】
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アンナ「……心配ない。」
凛華「アンナ?」
アンナはビー玉を左目の前にもって、アタシを見ていた。
アタシが思っていることが、ビー玉を通して、アンナの赤の世界が読みとったのだろうか……。
アンナ「リンカは、リンカ。何も、違わない。」
凛華「……ありがとう。アンナ。」
そういって、アンナの頭をなでた。
アンナには嘘は言えないな……。
感応能力のストレインのアンナには、アタシの知らない何かを、知っているのだろうか。
八田「ほーらな!!俺が言った通りだろ!!」
出雲さん、何を言ったのよ……。
八田「じゃあ、俺ら、偵察いってきますんで!!」
草薙「頼むでー。八田ちゃん。」
カラン……。
と、バーのドアがしまった。
アンナ「……嘘つき。」
草薙「堪忍してや……。」
凛華「なんで美咲たちに、あんなこと言ったの?」
草薙「本当のことを言ってん。どうなるか、わかるやろ?」
凛華「……まぁ……分かるけど……。」
尊さんは青の王。セプター4に捕まった。いや、捕まりに行ったのだ。
出雲さんは、犯人をの情報をつかむために、わざと捕まった。と、いっているのだ。
でも、本当は違う。
本当のことを知っているのは、出雲さんもアンナ、それとアタシだけ。
アンナ「……リンカの赤は、別の赤。」
凛華「アンナ?」
アンナがまた、ビー玉をかざして、アタシを見ていた。