なると

□カクテル:デイダラ
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「嗄月―?って、酒臭いんだぞ!?うん!」





デイダラは嗄月と遊ぶため、珍しく単独で命じられた任務をさっさと終わらせて一直線に嗄月の部屋へやってきていた。





「あれ、デイちゃん早かったね。お帰り♪」



「ただいま…じゃなくて。すごい酒の匂いだぞ、うん」



「そりゃー、今の今まで飲んでたし。それに今からも飲む!」



「未成年だろ!?うん!!」





そう、嗄月はデイダラと同い年で16歳。酒は飲めない年だ。
けれど、今この部屋に並べられている酒瓶はおそらく20は軽くあるだろう。

よく見ると、カクテルを作るときに使用するシェーカーだけではなく、細かい道具まで取りそろえられている。





「法律なんて今更だよ〜。それに、僕強いし♪」




そういって嗄月は二つの酒瓶を取り出すと、新しいカクテルを作り出した。
その姿は絵になっており、デイダラは思わず見とれる。

出来上がったカクテルもオレンジのグラデーションがかかっており、デイダラは内心で「芸術的だ、うん」と見惚れていた。





「きれーだな、うん」



「希望≠チていうんだよ。デイちゃんも何か飲む?」



「え、おいら酒は…」



「フロリダね」



「うん!?」
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