なると

□救世主2名:デイダラ・サソリ
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「ぺんぺんの嘘つきーっ!」




「うるさい、嗄月」





某日の夕暮れ。

任務のため、アジトから大分離れた森の中に天才コンビである少女2人…訂正、少女と、見た目少女の2人がいた。


嗄月は薄ピンクの長髪をなびかせて、足元に転がる死体からナイフを引っこ抜いており、友夜は木に凭れ掛かって、赤く染められた地面を見ている。





「にしても…流石に多いな。まるでこの2人が狙われるのを分かって待ち受けてたみたいだ」





地面に転がる死体と染み渡る血液。
これは当初2人が受けていた任務で殺す人数より明らかに多い。





「任務は2人殺せばいいだけだったのに、結局17・8人くらい殺しちゃったんじゃない?僕もうチャクラ少ないー」



「…俺もだ。仕方ない、今日は野宿するか。もう暗くなるしな」



「さんせーい」





取りあえず倒せたからいいか、とマイペースな2人は、森の中に沈んでいく赤い太陽を見て野宿を決定し、洞窟を見つけた。





「あー、ここでいいんじゃない?」





2人が見つけた洞窟は他と変わりのない洞窟で、2人が野宿するには十分すぎる広さ。
そして、中に入ると岩が二つ並んでおり、ちょうどいい感じだった。





「んじゃ、この木でいいか」
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