うたぷり

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「…またテメェか…翔」




「さ、砂月…」






どういうわけか、翔はなっちゃんのことを砂月と呼び、なっちゃんはいつものほわほわした雰囲気ではなくなっていた。

まさか…二重人格?
音くんとぽかんとしていると、砂月さん?が僕らをジトッと見てきた。






「…誰だ」




「那月の友達の音也と水月。 今日はたまたま街で会っただけ。 つか初対面からガン飛ばすなよ…砂月」






翔が僕たちの事を説明してくれ、僕と音くんは頷く。

すると、砂月さんは僕を見て不機嫌そうに「るせぇ。 …そこの女、水月…だったか。  お前、那月と付き合ってるとかねぇだろうな?」と聞いてきて、僕は思わず間の抜けた声を出してしまった。






「あの、えっと…僕、一応男なんですけど…」
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