とりこ
□8話
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到着:バッカス諸島
サニーがどうしてもっていうから結局服の上から白衣みたいに長いYシャツ着てる。
…意外と暑いよ?(笑)
「えーっと、捕まえたらすぐ行くんだよね?」
「午後の競りは1時半からだかんな。せめて2時までには持ってきてーし1時半にはここでるぞ」
え、一時間しかないじゃん。
猛獣ちゃんたち見つかるの?
「―っそくお出ましだな」
森を進んでいくと酒の匂いの強いところへ出た。
そしてそれと同時に私たちへ向けられる殺気。
「牛?」
サニーの見ている方向へ視線を移すとそこにいたのは体長8メートルほどの大きな牛。
「酒乱牛…捕獲レベル30。チッ 厄介だし」
‘二人係ならなんとかなるか?’そうつぶやくサニーの前に手を伸ばす。
「私が行く。ちょうどいいや、ハードタイプ試そうっと。あ、あの牛ハードタイプのノッキングガン使っても大丈夫だよね?」