とりこ

□9話
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「おー、サニー。久しぶりだな」




「2ヶ月で久しぶりもねぇだろ。―の前は半年会ってなかったし」




「あれは長すぎだって!たまには顔出せよ、んで食材もってこい」



「後者が本音だろ。―で、ミズキ。こいつが十夢な」






うん、知ってるよ。
漫画で見るよりイケメンだね十夢さん!
そして黒いね!
めっちゃ日焼けしてるよー。

その年でおちゃめさんなんだなぁ…年齢しらないけど。
にしてもやっぱ初対面の挨拶じゃないとおかしいよね。






「始めまして、ミズキです」




握手を求めれば気軽に「十夢だ。よろしくな」と握ってくれた。





「いつまで握ってんだし!」




「ははは。男の嫉妬は醜いぜ?サニー。それはそうと、食材取ってきてくれたんだっけ。いやー助かるよ。最近トリコが来ねぇから市場がイマイチ賑わなくて…って、おまっ!!それドムと酒乱牛じゃねぇか!!」




「あぁ、ドムはレの捕獲品だし。酒乱牛はミズキな」






食材に目を丸くしている十夢さんがサニーの言葉でさらに目を見開いた。
そりゃもう目玉落ちんじゃね?ってくらい。






「見た目によらず強ぇんだな…」






どうも。






「ドムはキロ4万でどうだ?」
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