【END and RE:TURN】

□再会ー壱ー
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「……やっぱりここか…」

気が付くとシンジはベッドで横になっていた。

「また、気絶したんだ…」

ーアスカが居たら笑われてるんだろうな…

そんなことを考えていると病室のドアが勢いよく開いた。

「シンジ君っ!?」

「ミサトさん…」

「良かった、本当に良かった…」

そう言いながらミサトはシンジを抱きしめたのであった。



「えっと、嬉しいんですけど、そろそろきついんで…」

いつか聞いたアスカの言葉をミサトに言う。

「あら、ゴミン、ゴミン。
一日中寝てたから心配しちゃった。
でも、もう大丈夫みたいね?」

その時、再びドアが開いた。

「…あらミサト、来てたの?」

「あっ、リツコ…てことはあたしは出てった方がいいわね?」

「…いいえ、あなたがいた方がシンジ君も話しやすいでしょ?」

「あ…」

「そうなの、シンジ君?」

「あっ、いえ、その、えーっと……はい…」

「じゃあ、決まりね。」

そうリツコは微笑みながらはミサトの同席を認めたのであった。



「…まぁ、今日はこの辺にしときましょうか。
どう、少し疲れたかしら?」

「そりゃ聞いてるこっちが疲れるぐらいだもん…シンジ君も疲れたでしょ?」

「まぁこうなるかなぁと思ってたんで…」

「…そう。
最後にシンジ君、今から聞くのは個人的な質問なんだけどいいかしら?」

「…?はい?」

「貴方は、何者なの?」


沈黙。

しばらくしてシンジが口を開いた。

「…すみません。
今は、言えないんです…」

「…そう。
じゃあいずれは話してくれるのね?」

「はい、どのみち隠し通せるわけないですし…」

「分かったわ。
…で、アナタはどうするの?
ただお見舞いに来たわけじゃないでしょ?」

そう言ってリツコはミサトに目をやる。

「えっ、あっそうだ、シンジ君。
住む場所のことなんだけど、細かいことは後でゆっくり話すとして、あたしん家に来ない?
もちろんシンジ君が嫌なら強制はしないけど、その場合はここの居住区で生活することになるわ。」

もちろんシンジはこの提案に喜んで首を縦に振ったのであった。
  
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