【END and RE:TURN】

□改変
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NERV本部―

「…うまいものね、シンジ君。」

「まぁ最近の子はこうゆうの好きだしね?」

シンジは迫りくる次の使徒に向けてトレーニングをしていた。

VRトレーニング―仮想現実における射撃訓練である。

(たぶん効かないんだろうな…)

「はぁ…」

「…何か浮かない顔ね?」

「たぶん疲れたからよ。
もうデータも十分集まったんでしょ?
切り上げさせるわよ?」

「そうね。
後はそちらに任せるわ。」

「そうさせてもらうわね。
シンジ君、今日はその辺でいいわよ?」

こうして、この日の訓練は幕を閉じたのであった。



翌日、2ーA教室―

「…聞いとると、センセェも大変やなぁ。」

「もう、慣れちゃったけどね。
いつ使徒が来てもいいように、感覚が鈍くならないようにしてないと駄目なんだ。」

「あーあぁ、いつ来るかわかればなぁ…」

「…写真撮るのにシェルターから出てこないでよ?」

「な、何言ってんだよ碇!?」

「…やっぱり撮ろうとしてたんだ?」

「そ、そりゃあやっぱり見てみたいしさ?
トウジもそうだろ?」

「そりゃまぁ見とうない言うたら嘘やな?」

「うーん…、でも命かけて見ることもないと思うよ?
実際、一目見ようとして死にかけた人知ってるし。」

「マ、マジかよ…」

青ざめる二人。

無論、死にかけた張本人が自分たちだと気づくわけがないが。

その時、シンジと綾波の携帯が鳴った。

「…碇君。」

「うん…、二人とも絶対にシェルターから出ないでよ?
誰も傷付けたくないから。」

「あったりまえや!?」

「うーん、まあ死にたくはないしな、分かったよ。」

「うん、それじゃあまた。」


そう言ってシンジとレイはNERV本部へと向かうのであった。
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