【END and RE:TURN】

□再会ー壱ー
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「…で、退院早々レイのお見舞いなんてねぇ、シンジ君も大変ね?」

「…からかわないでくださいよ、ミサトさん。」

今、シンジとミサトの二人はレイの病室の前に来ていた。

「えっと、ミサトさん、外で待っててくれませんか?」

「あらぁ、シンちゃん、も・し・か・し・て?」

「…もう。
……昨日リツコさんに聞かれたことを言うからです。」

あれからシンジなりに考え、綾波には一部だけでも伝えた方がいいと判断したのであった。

「あっ、ナルホド。
じゃあシンジ君、病室はまずくない?」

「えっ?」

「だって、ここMAGIの監視対象だもの。」

「あ…」

(何で気付かなかったんだろう…
当たり前と言えば当たり前じゃないか…)

「じゃあリツコに監視を外すよう頼んどこうか?」

「へ?」

「でもそのかわり…あたしにも少し教えて?
あたしはシンジ君が何を抱えていたって気にしないから、ね?
それに、こんな仕事してるから秘密を抱えたままの辛さも分かるし…」

「………分かりました。」

そう言ってシンジはミサトが聞くのを承諾した。
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