【END and RE:TURN】
□改変
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―パンッ!?
頬を押さえるシンジ。
「あんた何考えてんのよ!?
どれだけ心配したことか…ちょっと、聞いてんのっ!?」
「…ごめんなさい。
でも…」
「…何よ?」
「…ああするしか、使徒の隙を作る方法が分からなかったんです。」
「―!?…ごめん。」
「…えっ?」
「…あたしの指揮が、いけなかったわ。
本来あたしがしっかりしなくちゃ駄目なのに…
ごめんね、シンジ君。」
「あ、えーと、いや、僕も勝手に動いてたし…
それに、次があるじゃないですか?」
「…ふふっ、考えたくないけどそうね。
じゃあ、次はちゃんと指揮出来るよう、あたしも頑張るわね。
今日はもう帰っていいわ。」
「はい、じゃあ夕飯作っときますね?」
「うん、よろしくね、シンジ君♪」
―こうして、少しずつ歴史を変えていくシンジ。
―しかし、彼は知らない。
―僅かな歴史への干渉、それだけで予想もしないような変化を生むことがあるということを…
続く