庭球
どこまでも誇り、
誉れ高い王子様、
そんな貴方はいつも生意気な笑みを浮かべて挑発する、
そこに追いつきたくて、一緒にいたいから、
同じコートでその双眸を見据えるために今日もラケットを手にする。
「ねぇ、待ってるから。***さん、」
あぁ、ほら。彼のところへと―――
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