怪盗話

□『3』
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ーーー In Fuhaku Nest In Out



Side Mr.Toudou

自室のベランダでのんびり一君と
星を見ていたオレ、平助。

「星がすげーな………。一君。」

「そうだな。」 

「そーいや、総司のやつどこ行ったんだ?」

「奴なら、捕らえた海風の寝顔見てくると言っていたが。」


………抜け駆けかよ。たちが悪ぃぞ。総司。

凪先生が、探偵をやっていたのは、総司と組む時にわかった。
風間千景とかいう、よくわからねー探偵の横にいつもいた。

だが、その風間が最近、誘拐事件を起こしたとかいうのがあり、
凪先生……いや凪は
探偵を本分として、やることになったらしい。総司の情報だからわからねーけどよ。


【平助!一君!!】

「うぉっっ!!」

いきなり、自室のドアが開き、
誰かと思ったら。


「どうした。総司。」

【ちょっと来て!!早く!!】


こんだけ血相抱えて慌ててる総司は、初めてだ。
……何かあったのか?


【早く!!】

「落ち着け総司。今から行く。」

「そうだぜ?」

【落ち着いてられないよっっ!!】


怒りなのか、焦りなのか、分からない感情が総司から出ていて。


オレは、急いで総司の後を追った。


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