怪盗話

□『1』
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『土方さん。』

「海風か?すまねぇな。」

めんどうな手続きを受け付けで終わらせ、土方さんのところにきた僕。

『お久しぶりです。学校……以来ですかねぇ?会ってないの。』

「そうだな。平助たちはどうだ?」


あいっかわらず、と答えると

「やっぱ授業中はうるせぇか。」

「はい………。平助は寝てるんですけど、もう一人………(汗)」

「総司か。」


正解です。土方さん。と答え
溜め息をつく。

総司、というのは
僕の担当する組の生徒なんだが………。

一言で言えば、悪戯生徒。

僕がいるときはさほどないのだが、
土方さんが授業をしていると、

…………大抵、サボる。いてもボケーッとしてる。それで僕が呼び出しくらう。
こんな生徒なのだ。

『まぁ最近はサボることも少なくはなりましたから。』

「………何でだろうな?」

『さぁ??』


といい、


『それで?今日は?』

「あぁ。そうだったな。今夜10時にある怪盗が来るってーのは知ってるな?」

『いちおーね。だって最近ずーっと巷を騒がせてるし、目立つもんも目立つでしょ。』

「今回はそれを依頼する。」

『…………僕独断で動きますからね。皆さん方は手、出さないでくださいよ?』

「わぁってるよ。よろしくな。」

『ラジャー。』
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