怪盗話
□『5』
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〔何、だと………!?凪が!?〕
「お静かに。」
〔あ、あぁ………。じゃあなんだ、今あいつは総司の元にいるんだな??〕
「そうだ。記憶が戻るまでって条件らしいぜ??俺も後から知ったんだけどよー。」
握る手を強くする。
今のあいつは何をしても分からないはずだ。
唯一の絆である、ペンダントを除けば。
でも、
あいつは思い出して
苦しむんじゃないか??
〔凪はいいのか?〕
「それは分かりません。
ですが、彼女の記憶が戻れば………。」
俺はなにもすることができないのか………。
本当に……………。
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